パーソナリティ障害は状態に対して付けた名称、 発達障害は本質に対して付けた名称です。
例えるなら前者が頭痛や咳(症状や状態の総称)、後者が結核や脳腫瘍のようなものです。
また、パーソナリティ障害は後天性で脳器質上の病理ではなく、発達障害は先天的な脳器質上の特性です。
パーソナリティ障害という概念は発達障害が発見される以前からありました。
そのため以前ならスキゾイドパーソナリティ障害として捉えられていた人たちの相当数が、実は自閉症スペクトラム(ASD)だったのかもしれません。
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